ゾコーバはオンライン診療で処方してもらえる?処方の流れと注意点
- 【読み】 ぞこーば
- 【呼称】 ゾコーバ
新型コロナウイルス感染症の治療薬として登場したゾコーバ(一般名:エンシトレルビル フマル酸)は、飲み薬タイプのコロナ治療薬です。この記事では、ゾコーバをオンライン診療で処方してもらえるのか、処方の流れや費用、注意点について医師が解説します。
ゾコーバはオンライン診療で処方してもらえる?
結論:はい、医師が必要と判断した場合、オンライン診療でゾコーバを処方してもらうことが可能です。
ゾコーバは医師の処方が必要な医療用医薬品です。薬局やドラッグストアで直接購入することはできませんが、オンライン診療を利用すれば、自宅にいながら医師の診察を受け、必要と判断された場合に処方してもらうことができます。
curon(クロン)では、全国どこからでもスマホやPCでコロナ・発熱診療に対応した医師のオンライン診察を受けられます。コロナの症状がつらいときに外出せずに受診できるのは大きなメリットです。
お薬の受け取り方法(クリニックにより異なります)
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 処方箋FAX | 処方箋をお近くの薬局にFAX。薬局で直接お薬を受け取れます |
| 配送 | お薬がご自宅に届きます |
ゾコーバの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 一般名 | エンシトレルビル フマル酸 |
| 薬効分類 | 抗SARS-CoV-2薬(3CLプロテアーゼ阻害薬) |
| 適応 | SARS-CoV-2による感染症の治療及びその予防 ※2026年3月改訂の添付文書より予防での使用も承認。本記事は治療目的の使用を主に解説します。 |
| 用法 | 1日1回、5日間服用(初日は3錠、2日目以降は1錠) |
| 対象 | 12歳以上の小児および成人 |
| 保険適用 | あり(3割負担)※2024年4月〜通常の保険診療に移行 ※SARS-CoV-2による感染症の「治療」目的で使用した場合。予防目的での使用は保険給付の対象外です。 |
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受診前に抗原検査キットで検査しておきましょう
オンライン診療では医師の目の前でコロナ検査を行うことができません。スムーズに診察・処方を受けるために、受診前に市販の抗原検査キットで検査し、陽性であることを確認しておくことをおすすめします。
検査キットは薬局やドラッグストアで購入できます。購入の際は、パッケージに「体外診断用医薬品」または「第1類医薬品」と表示された国の承認を受けた製品を選んでください(「研究用」は医療目的には使用できません)。
検査結果(陽性ラインが出たキット)は、オンライン診察時にスマホのカメラで画面越しに医師に見せることができます。
※ 検査結果がない場合でも、症状や周囲の感染状況から医師が総合的に判断して処方するケースはあります
処方の流れ
STEP 1 医療機関を探す
curonアプリまたはWebで医療機関を検索します。全国どこの医療機関でもオンラインで受診可能です。
STEP 2 問診内容
- いつから症状が出ているか
- 現在の症状(発熱・咽頭痛・咳・倦怠感など)
- コロナの検査結果(抗原検査キットの陽性画像があるとスムーズ)
- 服用中のお薬(併用禁忌が多いため重要)
- 妊娠の可能性の有無
STEP 3 オンライン診察
予約した日時にスマホやPCでビデオ通話による診察を受けます。 医師が症状を確認し、【ゾコーバ】の処方が適切かを判断します。
※ 医師の判断により、別のお薬が処方される場合があります
STEP 4 処方箋の発行・お薬の受け取り
オンライン処方にかかる費用
| 費目 | 金額目安 |
|---|---|
| 診察料 | 医療機関により異なる |
| お薬代 | ゾコーバ:約15,000〜16,000円(3割負担の場合) その他、症状に応じて、解熱剤や鎮咳薬などが処方されることもあります。 |
| curon利用料 | 330円/回 |
| 調剤料 | 薬局により異なる |
ゾコーバの薬剤料は、3割負担の場合で約15,000円です。これに診察料、調剤料、オンライン診療サービス利用料などが加わります。自己負担割合は年齢や保険区分により異なります。
オンラインで処方してもらう際の注意点
発症から72時間以内(3日以内)に服用を開始する
ゾコーバは、症状が発現してから72時間以内(3日以内)に服用を開始する必要があります。添付文書でも「症状が発現してから72時間以内」と明記されており、早めの受診が非常に重要です。オンライン診療なら移動の負担なく、感染拡大のリスクも減らせます。
併用禁忌・併用注意の薬が多い
ゾコーバは他の薬との相互作用(併用禁忌・併用注意)が多い薬剤です。問診時に現在服用中のすべての薬を正確に伝えてください。
主な併用禁忌薬(一部):
- 降圧薬の一部(アゼルニジピン等の一部のCa拮抗薬)
主な併用注意薬(一部):
- 降圧薬の一部(ニフェジピン等)
- 脂質異常症治療薬(ロスバスタチン等)
- 免疫抑制剤(タクロリムス等)
※ 上記は一部です。サプリメントを含め、服用中のお薬がある場合は必ず医師にお伝えください
妊婦・妊娠の可能性がある方は服用できない
ゾコーバは妊婦または妊娠している可能性のある方には禁忌です。また、妊娠する可能性のある方は、服用中および最終服用後2週間は適切な避妊が必要です。妊娠の可能性がある場合は必ず医師にお伝えください。
12歳未満の方は対象外
ゾコーバの適応は12歳以上の小児および成人です。12歳未満の小児への処方はできません。お子さまの診療・治療方針については医師にご相談ください。
受診前に抗原検査キットで検査しておくとスムーズ
オンライン診療では医師の目の前でコロナ検査を行うことはできません。受診前に市販の抗原検査キットで検査し、陽性を確認しておくことで、スムーズに処方を受けやすくなります。検査結果がない場合でも、症状や周囲の感染状況から医師が総合的に判断して処方するケースはあります。検査キットの選び方については上記「受診前に抗原検査キットで検査しておきましょう」をご参照ください。
他のコロナ治療薬との違い
| 薬剤名 | 服用方法 | 期間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ゾコーバ | 内服(錠剤) | 5日間 | 軽症〜中等症対象。併用禁忌が多い。妊婦禁忌 |
| ラゲブリオ | 内服(錠剤/
カプセル) |
5日間 | 重症化リスクの高い方が対象。妊婦禁忌 |
| パキロビッド | 内服(錠剤) | 5日間 | 重症化リスクの高い方が対象。併用禁忌が多い |
※ どの薬が適しているかは医師が判断します。重症化リスク因子(高齢、基礎疾患等)の有無によって処方される薬が変わります
よくある質問
Q.ゾコーバはオンライン診療で処方してもらえますか?
A.はい、オンライン診療でも、医師が必要と判断した場合にゾコーバを処方してもらうことが可能です。curon(クロン)なら自宅からスマホやPCで医師の診察を受けられ、お薬は自宅に配送もしくはお近くの薬局で受け取ることができます(対応方法はクリニックにより異なります)。オンライン診療は、外出が難しい場合や感染拡大を避けたい場合に有用です。息苦しさ、SpO₂低下、意識障害、強い脱水、症状の急激な悪化などがある場合は、オンライン診療ではなく、速やかな対面診療や救急受診が必要です。
Q.ゾコーバのオンライン処方の費用はどれくらいですか?
A.ゾコーバの薬代は保険適用(3割負担)で約15,000〜16,000円程度(5日分)です。これに加えて診察料、curon利用料(330円/回)、調剤料がかかります。合計費用は医療機関や薬局によって異なりますが、目安として約17,000〜20,000円程度です。
Q.ピルを飲んでいてもゾコーバは処方してもらえますか?
A.エチニルエストラジオールを含む経口避妊薬(ピル)はゾコーバとの併用禁忌ではありません。ただし、ゾコーバは妊婦または妊娠している可能性のある方には禁忌であるため、妊娠の可能性がある場合は処方できません。また、妊娠する可能性のある方は、服用中および最終服用後2週間の避妊が必要です。問診時にピルの服用の有無とともに、妊娠の可能性についても必ず医師にお伝えください。
Q.コロナの検査をしていなくてもゾコーバは処方してもらえますか?
A.スムーズに処方を受けるために、受診前に市販の抗原検査キットで検査し、陽性を確認しておくことをおすすめします。検査キットは薬局やドラッグストアで購入でき、結果はオンライン診察時に画面越しに医師に見せることができます。検査結果がない場合でも、症状や周囲の感染状況から医師が総合的に判断して処方するケースはあります。
まとめ
ゾコーバは、医師が必要と判断した場合にオンライン診療でも処方を受けられる可能性があるCOVID-19治療薬です。服用は発症から72時間以内に開始する必要があるため、早めに医師へ相談することが重要です。一方で、ゾコーバには併用禁忌薬・併用注意薬があり、妊婦または妊娠している可能性のある方には使用できません。オンライン診療を受ける際は、現在服用中の薬、サプリメント、妊娠の可能性、検査結果、症状の経過を正確に伝えましょう。
curonなら全国どこからでもスマホやPCで受診できます。コロナかもしれないと思ったら、早めに医師に相談してください。
この記事の監修者
吉野友祐
【経歴】
・広島大学医学部卒業
・現在は帝京大学病院感染症内科所属
・帝京大学医学部微生物学講座教授
・専門は内科・感染症
【研究分野・専門領域】
・薬剤耐性菌、インフルエンザ、HIV、Clostridioides difficile 他
【所属学会・資格】
・日本医師会 産業医
・日本内科学会 総合内科専門医
・日本感染症学会 感染症専門医
【その他の資格】
・ICD
【所属】
・帝京大学医学部微生物学講座 主任教授
・帝京大学アジア国際感染症制御研究所 所長
・帝京大学医学部附属病院感染症内科
このページは、オンライン診療サービス curon(クロン)を開発・運営する株式会社MICINにより運営されています。クロンは厚生労働省・経済産業省・総務省のガイドラインにも準拠した、初期費用・月額固定費用が無料で運営できるオンライン診療のシステムで、全国で多数のクリニックに導入されています。サービスの詳しい内容について、こちらをご覧ください。
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