公開日:2026年06月11日

ラゲブリオはオンライン診療で処方してもらえる?処方の流れと注意点

  • 【読み】 らげぶりお
  • 【呼称】 ラゲブリオ

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬として使われるラゲブリオ(一般名:モルヌピラビル)。重症化リスクの高い方を対象とした経口の抗ウイルス薬です。この記事では、ラゲブリオをオンライン診療で処方してもらえるのか、処方の流れや費用、注意点について医師が解説します。

ラゲブリオはオンライン診療で処方してもらえる?

結論:はい、医師が必要と判断した場合、オンライン診療でラゲブリオを処方してもらうことが可能です。

ラゲブリオは医師の処方が必要な医療用医薬品です。薬局やドラッグストアで直接購入することはできませんが、オンライン診療を利用すれば、自宅にいながら医師の診察を受け、必要と判断された場合に処方箋を発行してもらうことができます。

curon(クロン)では、全国どこからでもスマホやPCでコロナ・発熱診療に対応した医師のオンライン診察を受けられます。コロナの症状がつらいときに外出せずに受診できるのは大きなメリットです。

お薬の受け取り方法(クリニックにより異なります)

方法内容
処方箋FAX処方箋をお近くの薬局にFAX。薬局で直接お薬を受け取れます
配送お薬がご自宅に届きます

ラゲブリオの基本情報

項目 内容
一般名 モルヌピラビル
薬効分類 抗SARS-CoV-2薬(RNAポリメラーゼ阻害薬)
適応 SARS-CoV-2による感染症
用法 通常、18歳以上の患者には、モルヌピラビルとして1回800mgを1日2回、5日間服用します。剤形により、400mg錠では1回2錠、200mgカプセルでは1回4カプセルです。
対象 18歳以上で、重症化リスク因子を有するなど、医師がラゲブリオの投与が必要と判断したCOVID-19患者さん
保険適用 あり(3割負担)※2024年4月〜通常の保険診療に移行
製造販売元 MSD

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受診前に抗原検査キットで検査しておきましょう

オンライン診療では医師の目の前でコロナ検査を行うことができません。スムーズに診察・処方を受けるために、受診前に市販の抗原検査キットで検査し、陽性であることを確認しておくことをおすすめします。

検査キットは薬局やドラッグストアで購入できます。購入の際は、パッケージに「体外診断用医薬品」または「第1類医薬品」と表示された国の承認を受けた製品を選んでください(「研究用」は医療目的には使用できません)。

検査結果(陽性ラインが出たキット)は、オンライン診察時にスマホのカメラで画面越しに医師に見せることができます。

ラゲブリオはCOVID-19と診断された患者さんに使用する薬です。オンライン診療では、抗原検査キットの陽性結果などを確認できると診療がスムーズです。検査結果がない場合は、医師の判断により、まず検査を勧められたり、対面診療を案内されたりすることがあります。

処方の流れ

STEP 1 医療機関を探す

curonアプリまたはWebで医療機関を検索します。全国どこの医療機関でもオンラインで受診可能です。

STEP 2  問診内容

  • いつから症状が出ているか
  • 現在の症状(発熱・咳・倦怠感・喉の痛みなど)
  • コロナの検査結果(抗原検査キットの陽性画像があるとスムーズ)
  • 重症化リスク因子の有無(高齢、肥満、糖尿病、慢性腎臓病、免疫不全など)
  • 服用中のお薬やアレルギー
  • 妊娠の可能性の有無(女性の場合)

STEP 3  オンライン診察

予約した日時にスマホやPCでビデオ通話による診察を受けます。 医師が症状を確認し、【ラゲブリオ】の処方が適切かを判断します。

※ 医師の判断により、別のお薬が処方される場合があります

STEP 4  処方箋の発行・お薬の受け取り

オンライン処方にかかる費用

費目 金額目安
診察料 医療機関により異なる
お薬代 ラゲブリオ:約25,000〜26,000円(3割負担の場合・5日分)

その他、症状に応じて、解熱剤や鎮咳薬などが処方されることもあります。

curon利用料 330円/回
調剤料 薬局により異なる

※ 自己負担割合は年齢や保険区分により異なります。3割負担の場合、ラゲブリオの薬剤料は約26,000円です。これに診察料、調剤料、オンライン診療サービス利用料などが加わります。

※ 合計費用の目安は医療機関や薬局によって異なります

※ 2024年4月以降、公費負担は終了し、通常の保険診療での処方となっています

オンラインで処方してもらう際の注意点

発症後できるだけ早く(原則5日以内)服用する

ラゲブリオは、症状が出てからできるだけ早く、原則として発症5日以内に開始することが重要です。症状発現から6日目以降に開始した場合の有効性を裏付ける十分なデータはありません。早めの受診が重要です。オンライン診療なら移動の負担がなく、感染拡大のリスクも減らせます。

重症化リスク因子を有する方が主な対象

ラゲブリオは、重症化リスク因子を有するなど、医師が投与が必要と判断したCOVID-19患者が対象です。主な重症化リスク因子には、高齢(65歳以上)、肥満(BMI 30以上)、糖尿病、慢性腎臓病、慢性肺疾患、免疫不全状態などがあります。重症化リスク因子がない軽症の方では、ラゲブリオ以外の治療や対症療法が選択されることがあります。

妊婦・妊娠の可能性がある方は服用できない

ラゲブリオは、妊婦または妊娠している可能性がある女性には使用できません。妊娠する可能性のある女性は、服用中および最終服用後4日間、適切な避妊が必要です。処方前には、妊娠の可能性、最終月経、避妊状況などを医師に正確に伝えてください。

18歳未満には処方できない

ラゲブリオの適応は18歳以上の患者です。18歳未満の方への処方はできません。お子さまの新型コロナ治療については医師にご相談ください。

5日間きちんと服用を続ける

ラゲブリオは、通常、モルヌピラビルとして1回800mgを1日2回、5日間服用します。400mg錠では1回2錠、200mgカプセルでは1回4カプセルです。症状が改善しても自己判断で中止せず、5日間最後まで服用を続けてください。

医師の判断で別の薬が処方されることもある

オンライン診療で「ラゲブリオを処方してほしい」と伝えることは可能ですが、最終的な処方判断は医師が行います。併用禁忌薬が少ない点がラゲブリオの特徴ですが、患者さんの状態によっては、ゾコーバやパキロビッドなど別の治療薬が選択されることがあります。

他のコロナ治療薬との違い

薬剤名 服用方法 期間 特徴
ラゲブリオ 内服(錠剤・カプセル) 5日間 重症化リスク因子を有する方などが主な対象。併用禁忌が少ない。妊婦は禁忌
ゾコーバ 内服(錠剤) 5日間 軽症〜中等症対象。重症化リスクがない方にも使える。併用禁忌が多い。妊婦禁忌
パキロビッド 内服(錠剤) 5日間 重症化リスクの高い方が対象。重症化予防効果が高い。併用禁忌が多い

※ どの薬が適しているかは医師が判断します。重症化リスク因子(高齢、基礎疾患等)の有無によって処方される薬が変わります

よくある質問

Q. ラゲブリオはオンライン診療で処方してもらえますか?

A. はい、オンライン診療でも、医師が必要と判断した場合にラゲブリオを処方してもらうことが可能です。curon(クロン)なら自宅からスマホやPCで医師の診察を受けられ、お薬は自宅に配送もしくはお近くの薬局で受け取ることができます(対応方法はクリニックにより異なります)。

Q. ラゲブリオのオンライン処方の費用はどれくらいですか?

A. ラゲブリオの薬代は保険適用(3割負担)で約25,000〜26,000円程度(5日分)です。これに加えて診察料、curon利用料(330円/回)、調剤料がかかります。合計費用は医療機関や薬局によって異なりますが、目安として約27,000〜30,000円程度です。

Q. ラゲブリオに副作用はありますか?

A. 主な副作用として、下痢、悪心、めまい、頭痛、嘔吐などが報告されています。まれですが、アナフィラキシーなどの重いアレルギー反応や、発疹、蕁麻疹、血管性浮腫などが起こることもあります。息苦しさ、顔や唇の腫れ、全身の発疹などが出た場合は、速やかに医療機関へ相談してください。

Q. コロナの検査をしていなくてもラゲブリオを処方してもらえますか?

A.ラゲブリオはCOVID-19と診断された患者さんに使用する薬です。スムーズに診察を受けるために、受診前に市販の抗原検査キットで検査し、陽性を確認しておくことをおすすめします。検査キットは薬局やドラッグストアで購入でき、結果はオンライン診察時に画面越しに医師に見せることができます。検査結果がない場合は、医師の判断により、まず検査を勧められたり、対面診療を案内されたりすることがあります。

まとめ

ラゲブリオは、COVID-19の重症化リスクがある方などに対して、医師が必要と判断した場合に使用される経口抗ウイルス薬です。オンライン診療でも処方を受けられる場合がありますが、処方の可否は症状、発症からの日数、重症化リスク、妊娠の可能性、検査結果などを踏まえて医師が判断します。

服用は、症状が出てからできるだけ早く、原則として発症5日以内に開始することが重要です。妊婦または妊娠している可能性がある女性には使用できず、妊娠する可能性のある女性では服用中および最終服用後4日間の避妊が必要です。

curonなら全国どこからでもスマホやPCで受診でき、お薬は自宅への配送もしくはお近くの薬局で受け取ることができます。コロナの症状が出たら、早めにオンライン診療で医師に相談しましょう。

 

この記事の監修者

吉野友祐

【経歴】
・広島大学医学部卒業
・現在は帝京大学病院感染症内科所属
・帝京大学医学部微生物学講座教授
・専門は内科・感染症

【研究分野・専門領域】
・薬剤耐性菌、インフルエンザ、HIV、Clostridioides difficile 他

【所属学会・資格】
・日本医師会 産業医
・日本内科学会 総合内科専門医
・日本感染症学会 感染症専門医

【その他の資格】
・ICD

【所属】
・帝京大学医学部微生物学講座 主任教授
・帝京大学アジア国際感染症制御研究所 所長
・帝京大学医学部附属病院感染症内科

このページは、オンライン診療サービス curon(クロン)を開発・運営する株式会社MICINにより運営されています。クロンは厚生労働省・経済産業省・総務省のガイドラインにも準拠した、初期費用・月額固定費用が無料で運営できるオンライン診療のシステムで、全国で多数のクリニックに導入されています。サービスの詳しい内容について、こちらをご覧ください。

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