【クロン導入インタビュー018】 「コンビニのような患者さんにとって身近な存在に」

江北ファミリークリニック

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日暮里・舎人ライナーの江北駅から徒歩2分という好立地にある江北ファミリークリニック。他院との競争が激しい地域で2014年に開院した同クリニックはクロンをどのように利用しているのでしょうか。杉村久理院長に話を聞きました。

オンライン診療を始めた理由を教えてください。

当院の患者さんのうち6割強が小児で、急性期の患者さんが多い時期は、待ち時間が1時間以上になってしまうこともあります。花粉症の舌下免疫療法などで通っている患者さんなどはそれだけ長い時間待って、診察時間がほんの数分という場合もあります。こうした患者さんにとって便利だろうと考えて、2017年にオンライン診療を始めました。

最初は他社のオンライン診療サービスを導入しましたが、2018年からクロンを併用しており、徐々にクロン一本に絞っていく方針です。クロンは医療機関の費用負担がゼロである点を評価しています。やはり現在はオンライン診療の利用者はそれほど多くないため、固定費がかかるとどうしても赤字になってしまいます。

現在、どのような患者さんがオンラインで受診していますか。

高血圧や脂質異常症などの特定疾患や花粉症(舌下免疫療法)*、てんかん、漢方薬の処方など、症状が安定している患者さん12名をオンラインで診察しています。オンライン診療を開始した2017年と比べると、緩やかに増加しています。

オンライン診療を利用している患者さんは20代〜50代と働き盛りの世代です。こうした患者さんの多くは、対面診療の際には有給休暇を取得したり、仕事を早退したりしていました。オンラインの場合は自宅だけでなく会社の会議室で受診する患者さんもいます。

オンライン診療を勧めた患者さんのうち、5〜6割が利用を希望しています。「通院の必要がなくて便利」「クリニックでの待ち時間がなくていい」といった点に魅力を感じるようです。

オンライン診療を実施するにあたって問題点などはありましたか。

現在は毎週月曜と金曜の19時〜19時半にそれぞれ1人ずつオンラインで診療する枠を設けています。当初は予約枠を設定した時間にほかの予定を入れてしまうなど、慣れずに戸惑うこともありました。

ただ、2年ほど経ってだいぶオペレーションにも慣れてきました。クロンを使えば予約から問診、診療、決済までを完結させられるため、医師だけで対応することができます。スタッフが余計な残業をしなくても19時以降に診療できる点はむしろ評価できるでしょう。

実際にオンライン診療をやってみて、対面診察と内容にそれほど差はないと感じています。ただ、これはオンライン診療に適した患者さんを、きちんと選べているからだと思います。当院では、病態が安定していて診療内容にあまり大きな変化がない患者さんを医師である私が選んで、オンライン診療サービスを案内するリーフレットを手渡ししています。

オンライン診療以外にも様々な取り組みをされているようですね。

競合となるクリニックが半径1〜2km圏内に6軒あります。その中で、当院はもっとも最近開院したため、どうやって差別化するかを常に考えてきました。

その一環として、月に1.5日、超音波検査士にきてもらった上で、腹部や頸動脈、甲状腺、心臓、乳腺などの超音波(エコー)検査をしています。これからのクリニックは患者さんが求める様々な診療や検査を受けることができる、便利で身近なコンビニのような存在になっていく必要があると考えています。

*2018年4月の診療報酬改定でオンライン診療料が新設され、オンラインで行う舌下免疫療法は保険診療ができなくなりました。ただし、診療報酬改定前からオンラインで受診していたなど一部の患者は保険診療の対象となります。

Clinic Information

  • 江北ファミリークリニック
  • ホームページ:http://www.kohoku-fc.com/
  • 住所:〒123-0872 東京都足立区江北5ー1ー1
  • 電話番号:03-3897-3030

Doctor Profile

杉村久理

産業医科大学医学部 卒業
順天堂大学医学部公衆衛生学教室 研究員
McGill University Occupational Health 留学
東京女子医科大学病院 救命救急センター勤務
医療法人好和会コーワ病院(現 医療法人社団けいせい会 東京北部病院) 外科
東京女子医科大学第二病院(現 東京女子医科大学東医療センター) 救急医療センター
産業医科大学産業生態科学研究所人間工学研究室
(株)アイ・ティ・フロンティア (産業医)
医療法人ひかり会パーク病院 内科
江北ファミリークリニック開業