子ども医療電話相談事業とは
- 【読み】 こどもいりょうでんわそうだんじぎょう
- 【呼称】 -
概要
休日や夜間の急な子どもの病気や怪我に対し、どのように対処したら良いのか、病院を受診した方がよいのかなどの判断を小児科医師・看護師に電話で相談できる事業です。平成16年度より開始され、平成22年度からは全都道府県で事業が展開されています。
全国同一の短縮番号#8000を押すことで、お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科・看護師からお子さんの症状に応じた適切な対処の仕方や受信する病院等のアドバイスを受けられます。
本事業における相談内容が緊急医療のみではなく広く医療全般に関する相談であることを考慮した結果、平成30年度より厚生労働省は「小児救急電話相談事業」を「子ども医療電話相談事業(#8000事業)」と呼称することになりました。
実施団体
実施団体は医師会・医療機関等、公益法人等、民間会社の3つに分けられます。45%の自治体で民間委託されています。(平成24年度時点)
目的
厚生労働省が発表した小児救急電話相談事業の目的は以下の通りです。
・休日・夜間の急な子どものケガや病気に対する家族の判断を、電話相談によって支援すること
・家族判断を緊急度判定と共に、ホームケアや医療機関案内等の情報提供を行うことによって支援すること
・電話相談体制の整備により、地域の小児救急医療体制の補強と医療機関の機能分化を推進し、都道府県内における患者の症状に応じた適切な医療提供体制を構築すること
子ども医療電話相談事業(#8000事業)とオンライン診療
遠隔健康医療相談の中に含まれるので、「オンライン診療の適切な実施に関する指針」は適用されません。
事業実施状況と電話番号は厚生労働省のホームページで確認できます。
【参考文献】
厚生労働省ホームページ「子ども医療電話相談事業(#8000)について」
日本医師会「子ども電話相談事業(#8000事業)の推進について」(平成30年4月)
更新日:2022年3月28日(令和2年の診療報酬改訂に関する情報を追加致しました。)
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