プロペシア(一般名:フィナステリド)とは

  • 【読み】 ぷろぺしあ
  • 【呼称】 -

概要

プロペシアは、5α還元酵素II型を抑制し、テストステロンからジヒドロテストステロン(DHT)への変換を阻害して、男性型脱毛の進行遅延作用を示すAGA治療薬です。

 

対象となる疾病・症状

男性型脱毛症

 

プロペシアに期待できる効能・効果

男性における男性型脱毛症の進行遅延

 

効能・効果に関する使用上の注意

(1)男性における男性型脱毛症のみの適応となります。他の脱毛症に対する適応はありません。
(2)20歳未満での安全性及び有効性は確立されていません。
(3)女性に対する適応はありません。

 

プロペシアの服用方法

成人男性には、通常、1回1カプセル(主成分として0.2mg)を1日1回経口投与します。なお、必要に応じて適宜増量できますが、1日1mgが上限です。

 

用法・用量に関する使用上の注意

3ヵ月の連日投与により効果が発現する場合もありますが、効果が確認できるまで通常 6 ヵ月の連日投与が必要です。また、効果を持続させるためには継続的に服用させること。 なお、増量による効果の増強は、確認されていません。
本剤を6ヵ月以上投与しても男性型脱毛症の進行遅延がみられない場合には投薬を中止してください。また、6ヵ月以上投与する場合であっても定期的に効果を確認し、継続投与の必要性について検討すること。

 

プロペシアの主な副作用

リビドー減退 、勃起機能不全、肝機能障害

 

重大な副作用

肝機能障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行ってください。

※警告・禁忌を含む使用上の注意等は製品添付文書をご確認ください。

 

フィナステリド(プロペシア)とデュタステリド(ザガーロ)の違い

男性型脱毛症(AGA)には、ジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンが関与しています。DHTは男性ホルモンであるテストステロンが5α還元酵素と結びつくことで生成されることから、5α還元酵素の働きを阻害することが治療法の一つになります。
5α還元酵素はI型とII型の2種類があり、フィナステリドはII型のみを、デュタステリドはI・II型両方を阻害する点で異なっています。

ザガーロ(一般名:デュタステリド)とは
※警告・禁忌を含む使用上の注意等は製品添付文書をご確認ください。

 

プロペシアのオンライン診療との相性

男性型脱毛症(AGA)については、男性にとってはデリケートな問題であり、かつ定期的な診察が必要である点で、病院に足を運ぶことなく、どこからでも診察を受けられるオンライン診療との相性の良さが認められています。

 

【参考文献】
プロペシア 添付文書(2018年11月改訂(第15版))

このページは、オンライン診療サービス curon(クロン)を開発・運営する株式会社MICINにより運営されています。クロンは厚生労働省・経済産業省・総務省のガイドラインにも準拠した、初期費用・月額固定費用が無料で運営できるオンライン診療のシステムで、全国で多数のクリニックに導入されています。サービスの詳しい内容について、こちらをご覧ください。

オンライン診療サービス クロンはこちらへ

本サービスにおける情報提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、必ず近くのかかりつけ医や、適切な医療機関を受診することをお勧めいたします。

また、日々最新の情報を掲載するために過去の執筆記事も定期的に巡回し、情報の正確性に可能な限り努めて参りますが、制度改定などにより一時的に古い情報が掲載されている可能性がございます。

本サービス上の情報や利用に関して発生した損害等に関して、弊社は一切の責任を負いかねますこと予めご了承ください。