医療情報システムの安全管理に関するガイドラインとは
- 【読み】 いりょうじょうほうしすてむ の あんぜんかんりにかんする がいどらいん
- 【呼称】 -
概要
医療情報システムの安全管理や「民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律」への適切な対応を行うため、技術的及び運用管理上の観点から所要の対策を示したものです。
※最新版：「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第5.2版（令和4年3月）」
背景
第5.1版の発表以降、医療等分野及び医療情報システムに対するサイバー攻撃が一層、多様化・巧妙化が進み、医療機関等における診療業務等に大きな影響が生じる被害も見られます。特にランサムウェアに代表される攻撃への対策は喫緊の課題となっており、医療機関等において医療情報システムに対する攻撃のリスクに備えることの重要性が高まっています。
本ガイドラインの役割
本ガイドラインには大きく分けて2つの役割があります。
①法令等により求められる要件を満たすための実行指針
②医療に関わる情報を医療機関等の資産と捉え、これを継続的に保護していくためのプロセスに関する手引書
利用用途に応じて閲覧しやすいように本編と別冊とに分冊化が行われています。また、ガイドラインの理解をより促す観点から、安全対策として実施すべき内容に直接関係する部分と、安全対策を行う上での背景となる考え方や例示などの部分が分けて記述されています。
（別添）全ての医療機関等の管理者向け読本 オンライン診療に関わる医療機関等の管理者は先ず、上記の読本を読み全体図を把握し、必要に応じてガイドラインで該当箇所を参照することが推奨されます。
【参考文献】
厚生労働省,医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第5.2版（本編）,令和4年3月
厚生労働省,医療情報システムを安全に管理するために（管理者読本）第2.2版
厚生労働省,「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第5.2版」に関するQ&A,令和4年4月
厚生労働省,医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 別冊用語集
更新日：2022年8月24日(令和4年の診療報酬改訂に関する情報を追加致しました。)
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