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在宅時医学総合管理科とは

  • 【読み】 ざいたくじいがくそうごうかんりりょう
  • 【呼称】 -

【概要】

在宅患者に対する、総合的な医学管理を評価する診療報酬です。

厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして、地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において、在宅での療養を行っている患者(特別養護老人ホーム等で療養を行っている患者は除く。)であって通院が困難なものに対して、患者の同意のもと、 計画的な医学管理の下に定期的な訪問診療を行っている場合に、訪問回数及び単一建物診療患者(注1)の人数に従い、所定点数を月1回に限り算定できます。

(注1)単一建物診療患者:当該患者が居住する建物に居住する者のうち、当該保険医療機関が訪問診療を実施し、医学管理を行っているものを指します。

 

【算定可能な保険医療機関】

算定可能な医療機関は、以下となります。

  • 在宅療養支援病院
  • 許可病床200床未満の病院
  • 診療所

更に、在宅療養支援診療所/病院であって、かつ厚生労働大臣に指定された場合は加算される点数が高くなります。そのほか、病床の有無、訪問診療の回数、患者の状態によって診療報酬が変わります。投薬に関する報酬点数は包括されていますが、注射や検査を行った場合は別途算定可能です。

 

【診療報酬】

1.在宅療養支援診療所/病院であって別に厚生労働大臣が定めるものの場合

イ:病床を有する場合

(1)別に厚生労働大臣が定める状態の患者に対し、月2回以上訪問診療を行っている場合

①単一建物診療患者が1人の場合:5,400点

②単一建物診療患者が2人以上9人以下の場合:4,500点

③①及び②以外の場合:2,880点

 

(2)月2回以上訪問診療を行っている場合((1)の場合を除く。)

①単一建物診療患者が1人の場合:4,500点

②単一建物診療患者が2人以上9人以下の場合:2,400点

③①及び②以外の場合:1,200点

 

(3)月1回訪問診療を行っている場合

①単一建物診療患者が1人の場合:2,760点

②単一建物診療患者が2人以上9人以下の場合:1,500点

③①及び②以外の場合:780点

 

ロ:病床を有しない場合

(1)別に厚生労働大臣が定める状態の患者に対し、月2回以上訪問診療を行っている場合

①単一建物診療患者が1人の場合:5,000点

②単一建物診療患者が2人以上9人以下の場合:4,140点

③①及び②以外の場合:2,640点

 

(2)月2回以上訪問診療を行っている場合((1)の場合を除く。)

①単一建物診療患者が1人の場合:4,100点

②単一建物診療患者が2人以上9人以下の場合:2,200点

③①及び②以外の場合:1,100点

 

(3)月1回訪問診療を行っている場合

①単一建物診療患者が1人の場合:2,520点

②単一建物診療患者が2人以上9人以下の場合:1,380点

③①及び②以外の場合:720点

 

2. 在宅療養支援診療所/病院(1に規定するものを除く)の場合

イ:別に厚生労働大臣が定める状態の患者に対し、月2回以上訪問診療を行っている場合

(1)単一建物診療患者が1人の場合:4,600点

(2)単一建物診療患者が2人以上9人以下の場合:3,780点

(3)(1)及び(2)以外の場合:2,400点

 

ロ:月2回以上訪問診療を行っている場合(イの場合を除く。)

(1)単一建物診療患者が1人の場合:3,700点

(2)単一建物診療患者が2人以上9人以下の場合:2,000点

(3)(1)及び(2)以外の場合:1,000点

 

ハ:月1回訪問診療を行っている場合

(1)単一建物診療患者が1人の場合:2,300点

(2)単一建物診療患者が2人以上9人以下の場合:1,280点

(3)(1)及び(2)以外の場合:680点

 

3. 1及び2に掲げるもの以外の場合

イ:別に厚生労働大臣が定める状態の患者に対し、月に2回以上訪問診療を行っている場合

(1)単一建物診療患者が1人の場合:3,450点

(2)単一建物診療患者が2人以上9人以下の場合:2,835点

(3)(1)及び(2)以外の場合:1,800点

 

ロ:月2回以上訪問診療を行っている場合(イの場合を除く。)

(1)単一建物診療患者が1人の場合:2,750点

(2)単一建物診療患者が2人以上9人以下の場合:1,475点

(3)(1)及び(2)以外の場合:750点

 

ハ:月1回訪問診療を行っている場合

(1)単一建物診療患者が1人の場合:1,760点

(2)単一建物診療患者が2人以上9人以下の場合:995点

(3)(1)及び(2)以外の場合:560点

 

「別に厚生労働大臣が定める状態の患者」とは

なお、「別に厚生労働大臣が定める状態の患者」とは、下記の患者を指します。

①次に掲げる疾患に罹患している患者

  • 末期の悪性腫瘍
  • スモン
  • 難病の患者に対する医療等に関する法律第五条第一項に規定する指定難病
  • 後天性免疫不全症候群
  • 脊髄損傷
  • 真皮を越える褥瘡

 

②次に掲げる状態の患者

  • 在宅自己連続携行式腹膜灌流を行っている状態
  • 在宅血液透析を行っている状態
  • 在宅酸素療法を行っている状態
  • 在宅中心静脈栄養法を行っている状態
  • 在宅成分栄養経管栄養法を行っている状態
  • 在宅自己導尿を行っている状態
  • 在宅人工呼吸を行っている状態
  • 植込型脳・脊髄刺激装置による疼痛管理を行っている状態
  • 肺高血圧症であって、プロスタグランジンI2製剤を投与されている状態
  • 気管切開を行っている状態
  • 気管カニューレを使用している状態
  • ドレーンチューブ又は留置カテーテルを使用している状態
  • 人工肛門又は人工膀胱を設置している状態

 

なお、在宅時医学総合管理料については、処方箋を交付しない場合の加算や、在宅移行早期加算、1月に4回以上の往診または訪問診療を行った場合に加算できる頻回訪問加算など様々な加算があります。詳細については原文をご覧ください。

同様に、在宅時医学総合管理料の「注 12」に規定するオンライン在宅管理料を算定する場合には、 別途要件を満たす必要があります。 詳細は「オンライン在宅管理料」についてのページをご参照ください。

 

【参考文献】
厚生労働省「診療報酬の算定方法の一部を改正する件(告示) 在宅医療」(平成30年厚生労働省告示第43号) P.4以降
厚生労働省「特掲診療料の施設基準等の一部を改正する件(告示)」(平成30年厚生労働省告示第45号) P.38以降

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