【Vol.1】オンライン服薬指導により対面受け取りが大変な患者さんの服薬継続に繋がる

ヘルスケアセイジョー薬局 西小山店

東京都目黒区にあるヘルスケアセイジョー薬局 西小山店は、主に小児科の処方箋を応需し、地域住民を中心に、少し離れた地域からの患者さんも訪れる薬局です。オンライン服薬指導システムを導入した経緯や導入して良かったことなど、お話を伺いました。

 

curon(クロン)お薬サポートを導入したきっかけを教えてください。

元々近隣の医療機関がオンライン診療サービスcuronを導入しており、以前からオンライン診療を行っていました。近隣医療機関と仕組みを合わせる事が医師との連携面や患者さんの利便性も高まるのではと考え、クロンお薬サポートの導入に至りました。

クロンお薬サポートを導入した決め手はありますか。

クロンでオンライン診療を受けていない患者さんでも対応できるところです。また、アプリをインストールしなくてもオンライン服薬指導を行うことができるため、患者さんの端末に依存せずに患者さんにアプローチできる所です。ヤマト運輸と連携しているので、配送手続きの手間が省けるのもメリットと感じました。

オンライン服薬指導の使用状況は?

去年の4月に新型コロナウイルス感染症対策として、服薬指導も電話や情報通信機器で実施できるようになり、2020年5月よりクロンの利用を開始し、当初から多数の患者さんに利用して頂けました。この頃から利用を始めて今でも継続してくれている方もいらっしゃいます

 

 

オンライン服薬指導を受けているのはどのような患者さんですか?

小児科患者さんが主で、特に皮膚疾患の服薬指導を多く実施しています。初診と再診の割合はおよそ3:1で、近隣医療機関の割合に依存している印象です。今では利用者数は少ないものの、門前の医療機関以外からの処方せんもクロンお薬サポートにて応需するようになりました。

初診がオンラインだと指導も大変ではありませんか。

患者さんの事前情報が少なく少々服薬指導にも気を使うのは事実です。しかし、事前に患者さんに答えてもらった問診票を印刷し、手元に置きながら実施することができるので、実際に困ることは少ないです。また、ビデオ通話だとお薬の現物を患者さんに見せながら説明することができるので、対面の時と比べて指導の質を落とす心配もありません

 

 

患者さんから反響はありましたか。

やはり手軽さがとてもうけていると感じます。簡単すぎて拍子抜けしてしまう患者さんもいらっしゃいます。当薬局ではお薬の配送も行っているため、患者さんが薬局に来られることなくお薬をお渡しできます。引っ越し等の都合で遠方から来られる方も多いので、対面だと少し来るのが大変な患者さんにも、しっかりと継続でお薬を飲んで頂けることに繋がります

小児科の門前薬局ならではのメリットはありますか。

保護者の方がお仕事をされながら病院や薬局に出向くのは大変だと思いますので、その点オンラインで完結できるのは継続治療をするうえで大きなメリットになると思います。

今後の広がりに期待することはありますか。

現在、対面診療がメインの患者さんにもオンライン服薬指導を活用してもらう機会が増えるといいなと思っています。どのようなアプローチをして、患者さんに知ってもらうかが今の課題です。店内放送や自社のメディアなどを活用して、オンライン服薬指導に対応している事を呼びかけて、まずは取り組みを知ってもらう事から始めていきたいと思っています。

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